●AIに勝る読解力養おう 新井紀子国立情報学研究所教授/日本経済新聞(5月10日)

人口減少が進み人件費が上昇する日本は、企業活動のあらゆる面でデジタル化が進むデジタライゼーションの影響が最も顕著に表れる国だろう。人工知能(AI)に職を奪われ望む職業につけない若者が増える一方、AIを使いこなし莫大な富を築く者も出現する。AIが大学受験に挑戦する「ロボットは東大に入れるか(東ロボ)」で警告してきたことが、現実味を持って受け止められるようになってきた。(抜粋)

ポイント!
デジタル経済社会の到来により人口知能(AI)やロボットが定型的な仕事を担うようになるとAIに仕事を奪われる労働者が増え、格差が広がる危険性があると指摘しています。ヒトだけに与えられた「知的創造性」のある仕事に全ての労働者が就ける訳ではないことも明らかです。そこで新井教授らが調査研究でたどり着いた結論は
『AIは意味は理解できない。正しさは保証できない。(ただし、大規模データと深層学習を用いると、よく「当たる」こともある。)→子供たちのAIに勝る読解力を養おう』
だそうです。基本に逆戻りするような話しで驚きですが上記URLを読むとナルホド!と納得できました。