●働き方改革に取り組んでいる企業、対前年比1割増/民間調査

NTTデータ経営研究所は5日、「働き方に関する調査」結果を発表した。働き方改革に取り組む企業は49.3%(対前年比10.4ポイント増)。働き方改革に取り組む企業の従業員は、取り組んでいない企業と比べて、働きやすさを感じている割合が3割弱高い。一方で、働き方改革に取り組んでいる企業の従業員が感じるプラスの変化として、「休暇の取りやすさ」は5.3ポイント増加(32%→37.3%)しているものの、「労働時間の減少」をはじめとしてプラスの変化を挙げる割合が昨年度比で減少している。
https://www.nttdata-strategy.com/aboutus/newsrelease/190705/index.html

ポイント!
調査は今年の5月下旬に1,110人の20歳以上のホワイトカラー職種を対象として行われたものです。上記の後段にも触れられていますが、「生産性の向上」に対するプラス変化は7.5ポイント減少(18.5%→11%)、「プラスの変化はない」は昨年度比4.6ポイント増加(25%→29.6%)と、効果を上げることが大変難しい課題や職場があることが見てとれます。
これらのことより今後の働き方改革の推進の為には、取り組む企業を増やすことに加えて、業種や各々の職場の課題に沿ったより進化した形の改革が求められていくのではないでしょうか?