労働政策研究報告書No.192『育児・介護と職業キャリア―女性活躍と男性の家庭生活―』(2017年3月)

 男女の職域分離と家庭における育児・介護役割の現状を分析、性別役割の
維持・変容を促す要因を明らかにし、女性活躍および両立支援に関わる政策の
課題を提示しています。
http://www.jil.go.jp/institute/reports/2017/0192.html

ポイント
主な事実発見の中で、「転勤(事業所を移る異動)は女性のキャリアにマイナスの影響を及ぼしている(図表1)。」「シフト勤務や日曜の勤務など、非典型な勤務時間がある男性は育児参加度が低く、妻のフルタイム就業割合も低い。」の指摘は女性の働き方と男性の働き方の見直しの、どちらが欠けても効果が薄くなることを示しているものと感じました。