「人材の定着を促す中小企業の取り組み」日本公庫総研レポート/日本政策金融公庫

民間企業に勤める労働者5040人に対して、インターネットによるアンケート調査を実施。
定着率向上に有効な取り組みは何か」の質問に対して、「賃金水準の引き上げ」29.1%、「労働時間短縮・残業削減」19.2%との回答結果。
定着率向上の為の具体的な取り組みを経営者に尋ねたところ「労働時間短縮・残業削減」27.9%、「賃金水準の引き上げ」18.9%と企業が実施している方策と労働者からみて有効だと思う方策が乖離した結果となっている。
https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_180627b.pdf

ポイント!
本調査ではアンケートに加えてインタビューと企業への事例調査を実施しています。インタビューで離職経験者に対し、仮にどのような手立てがあれば前職を辞めなかったのかを尋ねて、就業者との直接的な対話の重要性についても解説しています。
調査の結果を元に中小企業が人材を定着させるための3つのポイントは、企業の事例調査まで読んでみて「なるほど!」と納得のいく提言だと思いました。