9月入学が注目を集めている。9月入学の社会的影響は多岐にわたるが、学校教育についての議論が中心となっており、就職との関連については現在のところあまり考察されていないように見受けられる。これまで9月入学によって就職が変わるかのような報道も見られているが、筆者は9月入学それ自体によって現在の新卒採用の基本的なあり方は変わらず、雇用が悪化する時期においては課題が大きくなる可能性が高いと推測する。
https://www.jil.go.jp/tokusyu/covid-19/column/009.html?mm=1587
ポイント!
堀氏は「雇用が悪化する時期に9月入学のような大きな変更が突然行われれば、新卒労働市場はさらに混乱し、安定した状態で労働市場に入っていける若者層はさらに減少することになる」ことを懸念されています。
自治体や企業からは9月入学に前向きな発言が目立つようですが、就職を控える当事者の立場からの議論が圧倒的に少ないのではないかと改めて感じました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59189890V10C20A5EA2000/