●「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」等を公表/厚労省

厚生労働省は2月25日、「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」等を公表した。
顧客等からの著しい迷惑行為(カスタマーハラスメント)の防止対策の一環として作成したもので、マニュアルの他に概要版であるリーフレット、ポスターも作成した。
カスタマーハラスメントを想定した事前の準備、実際に起こった際の対応など、対策の基本的な枠組みを記載している。4月1日から全面施行されるパワハラ防止法(労働施策総合推進法)の指針で事業主の対応が望まれるとされていることを受けたもの。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24067.html

ポイント!

労働新聞3月14日号「主張」では上記マニュアルについて、カスハラに当たるか否かの分かれ目となる「要求内容の妥当性」の判断が表面的な回答に留まり対応策になっていない為企業ごとにクレームの妥当性判断基準を深く検討すべきとしています。
マニュアルにおいても明確な判断基準は各企業内で統一して共有することが重要とされており、今後は企業、業界ごとで判断基準作りに取り組む必要があると考えます。